高温多湿を避けて保管を。
化粧品の多くは、安全に使用できるよう、温度・湿度・光によっての変質がないか、テストが行われています。
最後まで変質することなく安全に使えるよう、防腐剤や酸化防止剤が配合されるのもそのためです。
それでも、暖房や直射日光、車の中などの温度の影響を受けやすい所や、湿度が高く菌の繁殖が活発になる場所に保管するのは避けないといけません。
使いやすさから、洗面台の近くに置く人も多いと思いますが、直接水や汚れが掛からないように気を付ける必要があります。
未開封なら3年が目安、開封後はなるべく早めに使い切るように。
化粧品は薬事法によって、「適切な保存条件のもとで3年を超えて品質が安定している製品には、期限を明記しなくてもよい。」ことと定められています。
使用期限が明記されていない製品に関しては、未開封で3年は安心して使用できる目安となります。
防腐剤や酸化防止剤が使われていない製品は、変質するものもあるので、使用期限が明記されているものがあります。
使用期限が書かれているものは、必ず守ることが大切です。
空気に触れると酸化が始まり、雑菌が繁殖しやすくなるので、開封後はなるべく早めに使い切るのがベスト。
容器のふたはきちんと閉め、一度出したものは戻さない。
出し過ぎてしまったものは、首や腕など、身体に使うのが正解。
一度出したものには、雑菌や手の油分などが付着しているので、それを戻すと成分を変質させてしまいます。
クリームなどの口の大きなタイプの製品は、直接指を使わずに、スパチュラですくいとるのがベスト。
また、空気に触れる機会も多くなるので、ほこりや雑菌が入りやすく、使用後はすぐにふたを閉めるようにします。
チューブタイプの容器は、口の部分に汚れが付かないように、清潔に使います。
メイク製品は、ワンシーズンで使い切りがベスト。
ファンデーションのスポンジやパフ、メイクブラシには、雑菌が付きやすいのでまめに洗ってあげるようにします。
リップクリームやマスカラなどは、細菌や雑菌が繁殖しやすいので、なるべくワンシーズンで使い切りたいものです。