エイジング美容業界で注目を集め、研究が進められているフラーレンについて調べてみましたよ📝
フラーレンは、ダイヤモンドと同じく炭素から構成される物質です。
炭素の分子が、60個連なり、サッカーボール状の構成をしています。
1996年に発見者の博士らが功績を評価され、ノーベル化学賞を受賞し注目を集め研究が進められましたが、活性酸素の除去やアンチエイジング効果が認められ、化粧品への応用も一般的になりました。
ビタミンCの172倍の抗酸化作用
フラーレンは、突出したアンチエイジング効果を持ち、ビタミンCの172倍もの抗酸化力。
お肌のシミやしわ、くすみなどの老化の原因となる活性酸素を吸着・除去し、無害化する働きを持ちます。
トップクラスの抗酸化力で、お肌をエイジングの原因である活性酸素からとことん守り抜きます。
期待できる肌効果
- 優れた抗酸化作用によって、くすみやシワなどの肌老化を防止する
- 肌ストレスを回復し、肌本来のバリア機能を改善させる
- メラニンによる色素沈着を防ぐ
- 余分な活性酸素を除去し、肌のターンオーバーを活性化させる
- 脂肪のセルライトを抑制する
- コラーゲンを増加促進させ、お肌のハリ・弾力をアップさせる
アンチエイジング成分との比較
アスタキサンチン、ビタミンC、コエンザイムQ10など、多くのアンチエイジング成分がありますが、これらは成分自信が身代わりとなって酸化し、私たちの肌を守っています。
それに対して、フラーレンは、活性酸素そのものを吸着・除去し、活性酸素をなかったかのように、お掃除してくれるような働きがあります。
持続性にも優れ、12時間以上何度でも活性酸素からお肌を守り通してくれます。
朝と夜の使用で、日中は紫外線などの肌ストレスからお肌を守り、夜は睡眠中にもずっと働き続け、成長ホルモンの作用との相乗効果で、より高い美肌効果が得られます。
フラーレンはどんな成分とも相性が良く、他の配合成分の酸化も防ぐ働きがあるので、美肌成分の効果を高めてくれます。
フラーレンの安全性
フラーレンは、化粧品に使われる原料として化粧品工業会に登録され、毒性や副作用がないことを認められています。
医薬部外品の申請に必要な安全性試験にすべて合格。
これまでノークレームという安全性が特長だそう。
特に敏感肌の方は、美容成分としての歴史の浅さに使用を躊躇してしまうかもしれませんが、敏感肌の人を対象にしたテストが行われ、安全性が実証された成分です。
効果を実感するためのフラーレン配合化粧品の選び方
優れた効果を持つフラーレンは、大変希少価値のある美容成分で、原価がとても高価なものです。
成分の配合量が規定値以上配合されていると、ロゴの表示が認められています。
化粧品のパッケージにロゴの表記があれば、肌効果を期待できる製品となります。
フラーレンの種類
1⃣ラジカルスポンジ® (R.S)
ラジカルとは活性酸素を指し、これをスポンジのように吸収するためラジカルスポンジと命名されました。
水溶性フラーレンで、水に溶けやすい性質を持つので、化粧水や美容液に配合されることが多いようです。
2⃣リポフラーレン®(L.F)
油に溶けやすい脂溶性・油溶性のフラーレンです。
リポ(lipo)とは英語で、意味は「脂肪」のことです。
通常のフラーレンに、スクワランを配合することで、油に溶けやすいリポフラーレンが誕生しました。
脂溶性なので、どろっとした美容液、乳液、保湿クリーム、オイルに配合されることが多いようです。
3⃣モイストフラーレン®(M.F)
保湿機能を充実させたフラーレンです。
フラーレンをリポソーム化(ヒトの細胞の細胞膜と同じ構造を持つ人工カプセルの中に入れること)することで、両親媒性(水にも油にも溶ける)になり、通常のものよりもさらに深くまで浸透するようになりました。
両親媒性フラーレンなので、化粧水や乳液、クリーム、ジェルなど幅広いアイテムに配合されます。
4⃣ヴェールフラーレン®(V.F)
フラーレンに無水ケイ酸を含浸させ、パウダー状にしたフラーレンです。
基礎化粧品だけでなくメイクアイテムにも使用され、皮膚の表面で紫外線の予防やその他刺激に対するバリアとしての用途で開発されたのがヴェールフラーレン®です。
粉状なので、ファンデーションやBBクリーム、日焼け止めとして使用されることが多いようです。
以上4つのフラーレンに効果の違いはないようです。
フラーレンの肌効果を期待するならば、ロゴマークが表記された化粧品を選びましょう。