セラミドとは、角質細胞の一種です。
最も保湿効果が高いエイジングケア成分として、代表的な保湿成分です。
角質の構造を、レンガとセメントに例えてみたいと思います。
角質細胞がレンガだとすると、角質細胞間脂質はセメント。
積み重なるレンガを、セメントの役割をする角質細胞間脂質がつなぎ止め、水分を保持したりバリア機能を整えたりします。
角質細胞間脂質は、水分をサンドイッチ状に挟み込む性質があります。
この構造をラメラ構造といいます。
ラメラ構造に取り込まれた水分は、湿度が0%であっても蒸発しないものです。
セラミドは、肌の新陳代謝により作られます。
加齢や紫外線の影響、睡眠不足などで、ターンオーバーが低下していくと、セラミドは減少してしまいます。
レンガをつなぎとめるセメント(セラミド)が少ないと、角質層が不安定になり、バリア機能の低下につながります。
肌に保持されている水分や栄養分が蒸発され易く乾燥が進みます。
肌は外的刺激を受けやすく、肌トラブルが表面化してきます。
老化予防のためには、化粧品やサプリメントなどで補ってあげることが必要になります。
セラミドがお肌に行きわたると、ちりめんじわも改善されていきます。
たるみや深刻なシワなどに進行しないよう、上手に取り入れてあげたいものです。