冬に向かいだんだんと寒くなってきていますね。
冷え性の人には本当につらい季節です。
お布団に入ってもなかなか身体が温まらずに、手足や顔が冷たいまま。
冷えは、健康にも良くないし、美容にとっても大敵です。
朝起きた時に、顔がヒンヤリしている…。
こんな経験はありませんか?
顔の冷えは、手足の冷えよりも意識にくく、寒い季節には当たり前のこと、と見過ごされがちです。
この「顔冷え」がエイジングケアの大敵で、お肌の老化が加速してしまうんですって。
顔が冷えていると、血行が悪く、美容成分が行きわたりづらかったり、お肌のターンオーバーも乱れてきます。
顔冷えのままスキンケアをしても、美容成分がきちんと浸透していかないので、肌効果が表れにくくなります。
顔冷え予防と解消
❄マスクで顔冷えを予防する。
最も簡単な顔冷えの対策が「マスク」でお顔を覆ってあげること。
鼻の奥には、脳の温度を調節する場所があるのだそう。
マスクをすることで、冷たい空気を吸い込むことがないため、顔の冷えが予防できます。
これから流行る風邪や、花粉症対策にもなるので、一石二鳥です。
湿度を保ち、保湿対策も出来るので、外出時だけでなく、家の中でもマスクをすることで、お肌の乾燥対策にもなります。
❄首回りを冷やさないようにする。
首には、頭と体の血液が行き来する血管があります。
首を冷やしてしまうと、頭の血流が悪くなり、顔の冷えが進んでしまいます。
首やデコルテ周辺も冷やさないように、マフラーやストールなどで、温めてあげることが大切です。
❄温かい手でスキンケアを。
化粧品をお顔になじませるときには、血流を促すように温めた手で行うのが大切です。
浸透アップさせるためには、手の平でお顔全体を包み込むようにハンドプレスしてあげると効果的です。
❄手や顔のマッサージをする。
手には神経が集中していて、マッサージをすることにより、脳や身体の血流が増加するんですって。
ハンドマッサージによって、全身が活性化します。
フェイスマッサージも顔の新陳代謝を促し、クマやくすみ、しわなどのアンチエイジングに効果的です。
むくみを取り、フェイスラインもすっきりとします。
❄規則正しい食生活&温かい食べ物を摂る。
3食規則正しい食事を摂ることが、エネルギー不足を防ぎます。
エネルギーが不足した状態では、身体の熱を保つことが出来ないからです。
身体を温める食材としては、しょうが、にんじん、ゴボウ、大根などの根菜野菜、ほかには、リンゴやトウガラシなどの寒い地域で採れる野菜や果物があります。
バナナやパイナップル、キュウリなどの暑い地域の食材は身体を冷やすものが多いようです。
❄湯船に浸かって、全身を温める。
お風呂は、簡単にシャワーで済ませず、湯船に浸かることが大切です。
全身を温めて、血行を良くすることで、質の良い眠りにつくことが出来、冷え性や顔冷えの改善効果があります。
また、40~42度の熱めのお湯に、10~20分間浸かることで、ヒートショックプロテインが増えます。
ヒートショックプロテインとは、傷んだ細胞を修復する働きを持つ、たんぱく質のことをいいます。
細胞の働きの強化や、乳酸の発生を遅らせるなどの働きもあるようです。
身体に、熱によるストレスを与えることで、体内で作られるヒートショックプロテインが増加します。
ヒートショックプロテインを増やすことは、アンチエイジングにもつながります。
※ヒートショックプロテイン入浴は、高齢の方、心疾患などの持病がある方は、医師と相談の上行ってください。
❄表情筋を鍛える。
表情筋エクササイズなどで、筋肉の代謝をアップさせることにより、顔冷えが予防できます。
表情筋を鍛えることは、たるみを予防でき、アンチエイジングにもつながります。
❄適度な運動を心掛ける。
身体を温め、代謝を高めることで、冷え性体質が改善されます。
❄洗顔に気をつける。
すすぎをぬるま湯で行うことで、顔冷えを防ぎます。
また、蒸しタオルを使いお顔をあたためて、水分をふき取ると、血行が良くなり、化粧品の浸透もアップします。
気が付きにくい顔冷えに意識を向けてあげることが、寒い時期の肌老化を防ぐことの一つです。
化粧品で顔冷えを解消することは出来ないので、日常生活の中で改善していく必要がありますね。
毎日のエイジングケア習慣として実践していきたいですね。