肌老化とはどういう状態の肌のことをいうのか。
それを知らないでは確かなエイジング対策は立てられないかと思います。
肌はおおまかに言うと、表皮と真皮の層に分かれています。
表皮では、ターンオーバー(新陳代謝)といって、約4週間ほどでの細胞の生まれ変わりが起こります。
このターンオーバーは加齢により、速度が遅くなり、40代の頃には約6週間にも掛かるようになると言われています。
代謝が遅くなると、紫外線を浴びることでできるメラニン色素の排出が上手に出来なくなり、肌に残ってしまいます。
表皮の一番上の角質層の細胞の周りの角質細胞間脂質も少なくなり、バリア機能が低下していくことで、乾燥が進み、外的刺激を受けやすい肌状態になっていきます。
そのため、ハリが失われ、小じわに悩まされるようになっていきます。
真皮では、コラーゲンやエラスチンなどの線維が変性してもろくなっていしまうため、皮膚の弾力や柔軟性がなくなってきます。
そのため、表情じわが戻りづらくなり、深いしわが刻まれてしまいます。
皮膚の弾力やハリが低下するので、たるみも気になるようになります。
しわやシミが出来るのを防ぐためにも予防的なスキンケアが必要になります。
誰もが30代の頃から老化の兆候が表れ始めますが、老化予防(アンチエイジング)のケアの習慣をつけることで、肌老化が進むのを遅らせることが出来ます。
アンチエイジングのためのお手入れは、栄養を与えるお手入れと、厚く固くなった角質を取り去るお手入れが大切です。
代謝が低下して、残りやすくなった角質をそのままにしておくと、美容成分がお肌の必要なところまで届かず、美肌効果を実感しづらくなります。
また、ピーリングなどで角質を取ると、細胞が生まれる周期が整っていくので、老化予防には効果的です。
また、ピーリングにより肌機能が活性化され、コラーゲンが増えていきます。
美白効果もあります。
化粧品としてのピーリング剤は、角質を取りすぎる心配もなく、安心して使えるものが多いので、簡単にケアすることが出来ます。
石鹸にピーリング剤が配合されたものなどが、手軽に使えおすすめできます。